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コラム
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汚れても気軽に洗えたり、小さくたたんで着替え用に持ち歩いたり、さまざまな場面で何かと便利なTシャツですが、シチュエーションに合わせて適切なTシャツの素材を選ぶことが大切です。 以下、代表的なTシャツの素材である綿とポリエステル、そしていくつかの素材をブレンドした混紡素材の3種類について、特徴を紹介します。 Tシャツ素材の中でも肌触りがよい綿は、下着にもよく使われている素材です。耐久性が高いので、あらゆる用途に使える汎用性の高い素材ともいえるでしょう。 綿は吸水性に優れているので、汗をかいてもすぐに吸い取ってくれます。また、保温性があるので、少し肌寒い日でもTシャツを着ている部分は温かいのがメリットです。天然素材なので、合成繊維にアレルギーがある方でも快適に着こなせるのも嬉しい特徴といえるでしょう。 吸水性が高いので汗をかいてもすぐに吸い取ってくれるものの、乾きづらいため、湿った部分がベタつくのは綿のデメリットです。 さらに、水分を取り込みやすいという性質のせいで、洗濯によって縮みやすいというデメリットもあるので、綿100%のTシャツを洗濯するときは洗濯表示をきちんと確認しなくてはいけません。 アウトドアやスポーツ用のTシャツ素材として用いられることが多いのがポリエステルです。最近は、スポーツブランドのTシャツを普段着として使うという着こなしも増えています。さらっとした着心地なので、アパレルブランドのTシャツに使われることも多くなっている素材です。 ポリエステルの特徴であり、一番のメリットでもあるのが優れた速乾性です。汗をかいてもすぐに乾くので、ハードなスポーツをするときや気温が高く汗を大量にかくシチュエーションでも快適に過ごせます。 化学繊維でできているため、綿よりも丈夫です。縮みやヨレを気にせず着られることもメリットといえるでしょう。 ポリエステルは、吸湿性がないので汚れが付くとすぐに乾燥してしまいます。そのため、洗濯をしても汚れが落ちにくいのがデメリットです。 しっかり洗濯をしないと雑菌が繁殖しますし、少しでも皮脂汚れが付いたまま放置しておくとニオイも発生するので、こまめなお洗濯が必須です。また、保温性がないため、汗をかいたとき以外は肌触りがよくないので注意しましょう。 混紡素材は、種類の異なる素材をブレンドして作られるもので、混紡する素材の割合によって着心地や機能性が変わります。基本的には綿とポリエステルを混紡している素材が多いですが、最近はなめらかなレーヨンを組み合わせたものが使われることも増えています。 綿にもポリエステルにもデメリットはありますが、混紡素材はこれらのデメリットをそれぞれのメリットでカバーしています。 たとえば、綿素材は保温性に優れていますが乾きづらいデメリットがあり、ポリエステルは速乾性に優れているものの肌触りが悪いというデメリットがあります。これらの素材を混紡すると、乾きやすく肌触りのよい混紡素材ができあがります。また、素材配合を変えることで、用途に合わせた素材が作れるのも混紡素材のメリットです。 混紡素材は、使用する素材の質によってはコストがかかるため、Tシャツの値段も高めになるのがデメリットです。用途に合わせて配合するパーセンテージを変えて作られるものもあるので、ポリエステルなどと比べると割高感があります。他の素材のように着たときのデメリットはないものの、Tシャツというカテゴリではお値段が高いところがデメリットです。 Tシャツは、素材によって通気性がよかったり速乾性があったり、特徴やメリットが異なります。Tシャツはデザインやサイズだけで選ぶという方も多いかもしれませんが、着用シーンに合わせた素材を選ぶことで、より快適な着心地を実現できます。この記事を参考に、着用するシチュエーションや用途に適したTシャツを選びましょう。
普段はあまり意識しないTシャツの素材ですが、素材を知ることで選び方も変わってくるので、この記事を参考にして素材ごとの特徴をチェックしておきましょう。1.定番のTシャツ素材である綿
綿のメリットは吸水性や保温性の高さ
綿のデメリットは汗をかくとべたつくこと
2.さらっと着られるポリエステル
ポリエステルのメリットは優れた速乾性
ポリエステルのデメリットは汚れが落ちにくいこと
3.素材の割合によって性能が変わる混紡素材
それぞれの素材のデメリットをカバーできる混紡素材
素材のコストが高いのでTシャツの価格も高くなる
着用シーンに合わせた素材のTシャツを選ぼう!